その対立、解決します!『僕らは、対立を越えて協働する』~TOC対立解消図を使い倒す~ セミナーリポート
日時: 2014年2月14日(金) 19:00~21:30
場所: シトラス・スペース・カンパニー
愛媛県松山市三番町4丁目9-8 松本ビル3階
”Agile459のメンバーで、2人ペアで勉強会を開催しよう!”の企画の第1回目として、今回は”TOC対立解消図”を使って、その勘所をつかむことを目的としました。
対立解消図とは、意見の対立が起きた時に、以下のようなことを図に描き、対立を解消するためのフレームワークです。
- 対立が起きているのはどこか
- その意見はどういう理由、背景、仮定から言われたのか
- 我々の共通の目的はどこか
ワークでは、対立が起こりそうな2択のお題から、解答が別れたお互いペアを組み、そのお互いが満足する解答を創出するようなワークを行いました。
使った問題は以下です。
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震災時。あなたは食糧担当の職員です。被災から数時間。避難所には3000人が避難しているとの確かな情報が得られた。現時点で確保できた食糧は2000食。以後の見通しは、今のところなし。まず2000食を配る? <「クロスロード」という防災ゲームから。>
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昔の恋人の写真、捨てる?<どこかのディベートのお題から。>
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人は見かけ、ココロ、どちらで判断すべき?<どこかのディベートのお題から。>
※写真は凄すぎてお見せできません!(単なる取り忘れとも言うw)
1問目あたりは図の書き方に戸惑っていたのですが、2問目ぐらいから盛り上がりました。
開催してみて、なんとなく分かったことは以下になります。
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説明するところを早口で話しすぎた。ゆっくり話した方がよかった。
自分が分かってないところはなんとなくあやふやに早口で話してしまう。
事前にもうちょっと勉強した方が良かった。 -
ホワイトボードは、壁に貼ったほうが対話が誘発されやすいみたい。
机に置くと、人vs人の議論になりやすいように見えた。
壁に貼ると、”図を描く”ことに集中できて、問題vs私たちの対話ができるようだ。 -
対立解消図のようなフレームワークを議論に導入することはアリ。
時間はかかるかもしれないけど、じっくり話せるようになる取っ掛かりができると感じた。 -
最後の問い3は、実は対立がなかった。問題が良くなかったけど、話が白熱した。
まずは、ちゃんと意見が対立しているか確認することも大事。
対立が勃発したら、対立解消図を使う練習をしつつ、対立を解決できるようになりたい。
なんてったって、 「解決できない対立はない!」 らしいので。